日本生まれのクラフト酒:和リキュールとクラフトジンの個性と魅力

変わり種

近年、日本各地の酒蔵や蒸留所が、地元の果物や植物(ボタニカル)を使った独自のクラフト酒造りに力を入れています。特に「和リキュール」と「ジャパニーズ・クラフトジン」は、繊細な日本の風味と確かな技術が融合した、世界からも注目される新しいトレンドです。

カクテルやソーダ割で気軽に楽しめるこれらのクラフト酒は、お酒初心者の方にも強くおすすめできます。


和リキュール:日本の果実・ハーブを楽しむ

和リキュールとは、日本産の果物や梅、ハーブなどをベースに造られたリキュールのことです。天然の素材を活かした、優しく、繊細で、飲みやすいものが豊富に揃っています。

和リキュールの製法と味わいの特徴

  • 特徴: 梅酒、柚子酒、桃酒などが代表的。日本の風土で育まれた素材由来の、自然で上品な甘みや酸味が特徴です。
  • 製法: 焼酎や日本酒をベースに、果実を漬け込む(浸漬)ことで風味を抽出したり、蒸留酒と果汁・エキスをブレンドしたりして造られます。
  • 飲み方: ロック、ストレートで素材の味をじっくり味わうか、ソーダ割りで爽快に楽しむのが基本です。

初心者におすすめの和リキュール銘柄

  • 梅酒:チョーヤ The CHOYA 熟成一年
    • 特徴: 梅の芳醇な香りと、深くまろやかな甘みが特徴。ロックで飲むと、梅本来の味わいが楽しめます。
  • 柑橘系:にごりゆず酒
    • 特徴: 柚子の果肉をあえて残した「にごり」タイプは、酸味と甘みのバランスが良く、柚子の風味が非常に濃厚。お湯割りもおすすめです。
  • 紅茶系:サントリーリキュール KANADE〈奏〉(桜)
    • 特徴: 桜の花や葉のエキスを使ったリキュール。ほのかな桜餅のような香りが楽しめ、牛乳やソーダで割ると上品なカクテルになります。

2. ジャパニーズ・クラフトジン:繊細な和の香り

ジンは元々西洋の蒸留酒ですが、日本の酒造メーカーが米焼酎や日本酒の技術を応用し、日本のボタニカル(香り付けの素材)を使って造るのが「ジャパニーズ・クラフトジン」です。

ジャパニーズ・クラフトジンの独自性

  • ボタニカル: 従来のジンで使われるジュニパーベリー(杜松の実)の他に、柚子、山椒、緑茶(玉露)、桜の葉など、日本の四季や地域特有の素材をふんだんに使用します。
  • 味わい: 西洋ジンに比べて、口当たりがまろやかで繊細。シトラス系の爽やかさや、お茶や山椒のスパイスが複雑に香ります。
  • 飲み方: ジントニック(ジン+トニックウォーター)やジンソーダで、複雑な香りを引き立てるのがおすすめです。

2-2. 初心者におすすめのクラフトジン銘柄

  • サントリー ROKU(六)
    • 特徴: 柚子、桜花、桜葉、煎茶、玉露、山椒という日本の6種類のボタニカルを使用。爽やかさと複雑な和の香りが楽しめます。
    • ポイント: トニックウォーターで割り、山椒やスライスした生姜を添えると、さらに風味が引き立ちます。
  • 京都蒸留所 季の美(きのび)
    • 特徴: 柚子、山椒、木芽など11種類のボタニカルを使用し、お米から造ったライススピリッツをベースにした非常にまろやかなジン。
    • ポイント: そのままの味を楽しむために、ソーダ割りやシンプルなジントニックがおすすめです。
  • 本坊酒造 和美人(わびじん)
    • 特徴: 金柑、レモングラス、生姜など和素材20種類以上を使用。ハーブや柑橘の香りが豊かで、個性的なカクテルベースとしても人気です。
  • 桜尾ジン(SAKURAO GIN)(広島県)
    • 特徴: 広島産のレモン、柚子、ネーブル、牡蠣の殻など、地域特有の9種類のボタニカルを使用。柑橘系の爽やかさが特に際立っています。
    • ポイント: 地元のレモンを使ったジントニックは、フレッシュでフルーティーな味わいになります。
  • 紅櫻蒸留所 9148(北海道)
    • 特徴: 北海道産のシソ、干し椎茸、昆布、切干大根など、非常にユニークで個性的なボタニカルを使用。複雑で深みのある味わいを持つ、クラフトジンらしい一本です。
    • ポイント: 非常に個性が強いため、まずはロックやストレートで風味を確かめるのがおすすめです。

🚀 次のステップ:クラフト酒で楽しむカクテルレシピ

お気に入りの和リキュールやクラフトジンが見つかったら、自宅で簡単にできるカクテルに挑戦してみましょう。