プラモデル塗装ペン選び方【ガンダムマーカーの使い方】

初心者向けプラモデル塗装ガイド

「ガンダムマーカーでプラモデルを塗装したいけど、どう使えばいいの?」という初心者の方に向けて、塗装ペン(ガンダムマーカー)の種類・選び方・使い方・コツを詳しく解説します。結論から言えば、ガンダムマーカーは部分塗装に最適な塗装方法です。アンテナやセンサーなどワンポイント塗装で、手軽にガンプラをグレードアップできます。

ガンダムマーカーとは?

ガンダムマーカーはGSIクレオスから発売されているペン型の塗装ツールです。筆も溶剤も不要で、ペン先で直接パーツに塗れる手軽さが最大の魅力です。アルコール系塗料を使用しており、臭いが少なく机の上で作業できるため、初心者でも気軽に塗装を始められます。

ガンダムマーカーの3つのタイプ

タイプ 用途 特徴
塗装用マーカー パーツの色を変える部分塗装 アルコール系。発色が良く隠ぺい力が高い
スミ入れペン パーツの溝に線を入れる 水性。流し込みタイプと筆ペンタイプがある
リアルタッチマーカー ウェザリング(汚し表現) 水性。ぼかしペンで境界をぼかせる

本記事では最も使用頻度が高い「塗装用マーカー」を中心に解説します。

ガンダムマーカーのメリット・デメリット

メリット

  • 筆・溶剤・塗料皿が不要で手軽
  • 臭いがほとんどなく机の上で作業できる
  • 隠ぺい力が高く、濃い色の上でも発色する
  • 失敗しても消しペンで簡単にやり直せる
  • 1本150〜300円と安価

デメリット

  • 広い面を塗るとムラが出やすい
  • 塗膜が薄く剥がれやすい(関節など可動部には不向き)
  • アルコール系のため他の塗料を溶かす(塗装済みパーツには使えない)
  • ABSパーツに塗るとパーツが割れる可能性がある

初心者におすすめのガンダムマーカーセット

第1位|ガンダムマーカー ベーシック6色セット

項目 詳細
セット内容 ガンダムレッド・ガンダムイエロー・ガンダムブルー・ガンダムホワイト・ガンダムブラック・消しペン
参考価格 約1,650円
おすすめポイント ガンプラの基本色が全て揃う定番セット。最初の1セットに最適

ガンプラの基本色(赤・黄・青・白・黒)が1セットに揃っており、消しペンも付属しています。まず最初に買うべきセットとして最もおすすめです。

第2位|ガンダムマーカー メタリック系セット

項目 詳細
セット内容 シャインゴールド・ガンダムゴールド・メッキシルバー・メタグリーン・メタレッド・スミ入れペン
参考価格 約1,650円
おすすめポイント メタリック色で金属感を表現。カメラアイ・バーニア・武器の塗装に最適

カメラアイをメタグリーンで塗装したり、バーニアをシルバーで塗装したりと、メタリック色はガンプラのアクセントに最適です。ベーシックセットの次に揃えたいセットです。

第3位|ガンダムマーカー 細先タイプセット

項目 詳細
セット内容 レッド・イエロー・ブラック・ホワイト・メタグリーン
参考価格 約1,100円
おすすめポイント ペン先が細く加工されており、アンテナなど極小パーツの塗装に最適

ガンダムマーカーの正しい使い方

ステップ1:よく振る

使用前に必ずキャップをしたまま10回程度よく振ります。塗料が沈殿しているため、振らずに使うと色が薄く発色しません。メタリックカラーは特にしっかり振る必要があります。

ステップ2:塗料皿に塗料を出す

振った後すぐにパーツを塗らず、まず塗料皿(牛乳パックやアルミホイルでも可)にペン先を数回押し付けて塗料を出します。ペン先に塗料が行き渡ることで、均一に塗装できるようになります。

ステップ3:ペン先の使い分け

ガンダムマーカーのペン先は斜めにカットされています。

  • 細かい部分:ペン先の角を使う
  • 広い面:ペン先の平らな部分を使う

ステップ4:パーツに塗る

塗り込むよりも、塗料を乗せる感覚で塗るのがコツです。塗料を多めに出して塗り広げる感じで塗っていくと、ムラが少なく綺麗に仕上がります。ガシガシ塗り込む必要はありません。

ステップ5:はみ出したら消しペンで修正

塗装に失敗したら、専用の消しペンでなぞってからティッシュや綿棒で拭き取るだけで簡単にやり直せます。これがガンダムマーカー最大の利点です。

ガンダムマーカーで塗装するコツ

コツ1:爪楊枝を使って細かい部分を塗る

アンテナなど極小パーツはペンだとはみ出しやすいため、塗料皿にガンダムマーカーの塗料を多めに出し、爪楊枝の先端に塗料をつけて塗装します。塗るというより色を「乗せる」イメージです。

コツ2:広い面は何度も重ね塗りする

ビームライフルなど広い面を塗装する場合は、一度で仕上げようとせず、何度も重ね塗りします。ガンダムマーカーで塗る→乾燥→トップコートで目止め→再度ガンダムマーカーで塗る、という工程を3〜4回繰り返すことで、ムラのない仕上がりになります。

コツ3:キャンディ塗装でメタリック感を出す

カメラアイをメッキのように光らせたいときは「キャンディ塗装」が有効です。まずシャインシルバーで下地を塗り、乾燥したらガンダムイエローなどクリア系の色を重ね塗りすることで、メッキゴールドのような光沢が得られます。

コツ4:乾燥するまで一気に塗る

ガンダムマーカーは乾燥が早いため、塗り始めたら塗料が乾く前に全体を一気に塗りきりましょう。途中で止めると境界線が残ってムラになります。

初心者がつまずきやすいポイント

塗料が出ない

原因:振り方が足りない・ペン先を塗料皿に押し付けていない

対処法:キャップをしたまま10回以上しっかり振る。塗料皿にペン先を押し付けて塗料を出す。

広い面にムラができる

原因:一度で仕上げようとしている

対処法:何度も重ね塗りする。トップコートで目止めしてから重ね塗りすると効果的。

下の塗装が溶ける

原因:アルコール系のガンダムマーカーが他の塗料を溶かしている

対処法:塗装済みパーツにガンダムマーカーを使う場合は、必ずトップコートで目止めしてから使う。ただしトップコート後は消しペンが使えなくなるので注意。

関節部分が剥げる

原因:ガンダムマーカーは塗膜が薄く剥がれやすい

対処法:関節など可動部は塗装しない。どうしても塗装したい場合はラッカー塗料を使う。

ガンダムマーカーで塗装すべき部分

パーツ おすすめ色 効果
カメラアイ メタグリーン・メタレッド 目が光って見える
バーニア(噴射口) シャインシルバー 金属感が増す
ビームライフル ガンダムブルーなど 武器の存在感が増す
アンテナ ガンダムイエロー 色分けが正確になる
ダクト ガンダムイエロー・ガンダムグレー 情報量が増す

まとめ

ガンダムマーカーは部分塗装に最適な塗装方法です。カメラアイをメタグリーンで塗装したり、バーニアをシルバーで塗装したりするだけで、情報量が増えてかっこよくなります。

広い面を塗るとムラが出やすいため、アンテナやセンサーなどワンポイント塗装がおすすめです。失敗しても消しペンで簡単に修正できるので、失敗を恐れずじゃんじゃん塗装してみましょう。

塗装方法全般の選び方は初心者向けプラモデル塗装ガイド完全版を、塗装道具の詳細はプラモデル塗装初心者向け道具・材料ガイドもあわせてご覧ください。