ピックルボールの得点の数え方【スコアコールからサイドアウト制まで】

ルール

ピックルボールを始めたばかりの人が最も混乱するのが「得点の数え方」です。特にダブルスのスコアコールは、3つの数字を言う独特な方法で、初心者にとっては「なぜ3つの数字?」「0-0-2って何?」と戸惑うポイントです。

テニスや卓球とは異なる得点システムを採用しているため、他のラケットスポーツ経験者でも最初は戸惑うことが多いルールです。しかし、一度理解してしまえば非常にシンプルで、すぐに慣れることができます。

この記事では、ピックルボールの得点の数え方について、基本から応用まで2026年最新の公式ルールに基づいて徹底的に解説します。ダブルスとシングルスの違い、スコアコールの方法、サイドアウト制の仕組みまで、初心者にもわかりやすく説明します。

  1. ピックルボールの得点システムの基本
    1. サイドアウト制とは
      1. サイドアウト制の仕組み
    2. ラリーポイント制との違い
    3. 勝利条件
  2. ダブルスの得点の数え方
    1. スコアコールの3つの数字
    2. なぜ3つの数字なのか?
    3. ゲーム開始時の特別ルール:0-0-2
      1. なぜ「0-0-2」なのか?
    4. ダブルスのスコア進行例
      1. ケース1:サーブ側が得点し続ける場合
      2. ケース2:サーブ側がフォールトした場合
    5. サーバー番号の決まり方
    6. 右サイド・左サイドの決まり方
  3. シングルスの得点の数え方
    1. スコアコールの2つの数字
    2. シングルスのサーブ位置
    3. シングルスのスコア進行例
    4. シングルスとダブルスの違い
  4. スコアコールのタイミングとルール
    1. コールするタイミング
    2. コールのルール改正(2026年最新)
    3. 誰がコールするか
    4. コールを間違えた場合
  5. 得点が入るケース・入らないケース
    1. 得点が入るケース(サーブ側のみ)
    2. 得点が入らないケース
      1. ケース1:サーブ側がフォールトした場合
      2. ケース2:レシーブ側がラリーに勝った場合
  6. コートチェンジ(サイドチェンジ)のルール
    1. いつコートチェンジするか
    2. コートチェンジの理由
  7. 初心者がつまずきやすいポイントと対処法
    1. つまずきポイント1:0-0-2の意味がわからない
      1. なぜ「2」なのか?
      2. 覚え方
    2. つまずきポイント2:サーバー番号がわからなくなる
      1. 対処法
    3. つまずきポイント3:右サイド・左サイドがわからない
      1. 対処法
    4. つまずきポイント4:レシーブ側は得点できないことを忘れる
      1. 対処法
  8. よくある質問
    1. ダブルスのスコアコールで3つの数字を言うのはなぜですか?
    2. 0-0-2はなぜ「2」から始まるのですか?
    3. レシーブ側がラリーに勝っても得点できないのですか?
    4. サーブする位置はどうやって決まりますか?
    5. 10-10の同点になったらどうなりますか?
    6. シングルスとダブルスで得点の数え方は違いますか?
    7. スコアコールのタイミングはいつですか?
    8. スコアを間違えた場合はどうすればいいですか?
    9. コートチェンジはいつしますか?
    10. 得点の数え方を早く覚えるコツはありますか?
  9. 【まとめ】得点の数え方を理解してピックルボールを楽しもう
    1. 得点の数え方のポイントまとめ
    2. 覚え方のコツ

ピックルボールの得点システムの基本

サイドアウト制とは

ピックルボールの最大の特徴は、「サーブ権を持っているチームのみが得点できる」というサイドアウト制を採用していることです。これはかつてのバレーボールと同じ方式です。

サイドアウト制の仕組み

  • サーブ側がラリーに勝つ:1点獲得し、サーブ権を保持
  • サーブ側がラリーに負ける:得点なし、サーブ権が移動または交代
  • レシーブ側がラリーに勝つ:得点なし、サーブ権を獲得
  • レシーブ側がラリーに負ける:相手に1点入る

つまり、レシーブ側がいくらラリーに勝っても、得点は入りません。レシーブ側の目的は「サーブ権を奪うこと」であり、サーブ権を得た後に初めて得点のチャンスが生まれます。

ラリーポイント制との違い

バレーボールのような「ラリーポイント制」では、サーブ権に関係なく、ラリーに勝てば必ず得点が入ります。しかし、ピックルボールのサイドアウト制では、サーブ権を持っている場合のみ得点できます。

方式 得点条件 採用スポーツ
サイドアウト制 サーブ権を持っている側のみ得点可能 ピックルボール、旧バレーボール
ラリーポイント制 どちらもラリーに勝てば得点 現代バレーボール、バドミントン

勝利条件

  • 基本:11点先取
  • 同点時:10-10の場合、2点差がつくまで続行
  • マッチ形式:通常は3セットマッチで2セット先取
  • その他:大会によっては15点先取、21点先取の場合もある

ダブルスの得点の数え方

ダブルスのスコアコールは、3つの数字で構成される独特な方法です。初心者が最も混乱するポイントですが、理解すればシンプルです。

スコアコールの3つの数字

ダブルスでは、サーブを打つ前に以下の3つの数字をコールします。

  1. サーブ側のスコア(自分のチームの得点)
  2. レシーブ側のスコア(相手チームの得点)
  3. サーバー番号(1または2)

例:「3-5-1」(スリー・ファイブ・ワン)と読む

  • 自分のチームが3点
  • 相手チームが5点
  • 自分は1人目のサーバー

なぜ3つの数字なのか?

ダブルスでは、ペアの2人がそれぞれサーブする機会があるため、「今、どちらがサーブしているのか」を明確にする必要があります。そのため、3つ目の数字でサーバーが1人目なのか2人目なのかを示します。

ゲーム開始時の特別ルール:0-0-2

ダブルスのゲームが始まる時、最初のスコアコールは必ず「0-0-2」(ゼロ・ゼロ・ツー)です。

なぜ「0-0-2」なのか?

通常、ダブルスでは2人ともサーブする機会がありますが、ゲーム開始時のみ例外的に1人目のサーブがありません。つまり、最初から「2人目のサーバー」としてカウントします。

  • 理由:最初にサーブするチームが有利になりすぎないため
  • ゲーム開始時は1回目のサーブでフォールトすると、すぐに相手にサーブ権が移る
  • 2回目のラリー以降は、通常通り2人ともサーブできる

ダブルスのスコア進行例

ケース1:サーブ側が得点し続ける場合

  1. 開始:0-0-2(右サイドからサーブ)
  2. サーブ側が勝利:1-0-2(左サイドに移動してサーブ)
  3. サーブ側が勝利:2-0-2(右サイドに戻ってサーブ)
  4. サーブ側が勝利:3-0-2(左サイドに移動してサーブ)

このように、サーブ側が勝ち続ける限り、同じ人が左右のサイドを交互に移動してサーブを続けます。

ケース2:サーブ側がフォールトした場合

  1. 現在:3-0-2
  2. サーブ側がフォールト:3-0-1(パートナーにサーブ権が移る)
  3. サーブ側が勝利:4-0-1(サイドを移動してサーブ)
  4. サーブ側がフォールト:4-0-2(またパートナーに交代)
  5. サーブ側がフォールト:4-0(相手チームにサーブ権が移る)

サーバー番号の決まり方

  • サーブ権を最初に得た時:必ず「1」から始まる
  • 1人目がフォールト:「2」に変わる(パートナーがサーブ)
  • 2人目もフォールト:相手チームにサーブ権が移り、相手が「1」から始まる

右サイド・左サイドの決まり方

サーブする位置は、自分のチームのスコアによって決まります。

  • スコアが0または偶数(0, 2, 4, 6…):右サイドからサーブ
  • スコアが奇数(1, 3, 5, 7…):左サイドからサーブ

シングルスの得点の数え方

シングルスのスコアコールは、ダブルスよりもシンプルです。数字は2つだけです。

スコアコールの2つの数字

  1. 自分のスコア(サーブ側の得点)
  2. 相手のスコア(レシーブ側の得点)

例:「5-3」(ファイブ・スリー)と読む

  • 自分が5点
  • 相手が3点

シングルスのサーブ位置

ダブルスと同様に、自分のスコアによってサーブ位置が決まります。

  • スコアが0または偶数:右サイドからサーブ
  • スコアが奇数:左サイドからサーブ

シングルスのスコア進行例

  1. 開始:0-0(右サイドからサーブ)
  2. サーブ側が勝利:1-0(左サイドに移動してサーブ)
  3. サーブ側が勝利:2-0(右サイドに戻ってサーブ)
  4. サーブ側がフォールト:0-2(相手にサーブ権が移り、相手が右サイドからサーブ)

シングルスとダブルスの違い

項目 シングルス ダブルス
スコアコール 2つの数字 3つの数字
サーブ権 1回のみ 2回(2人とも)
ゲーム開始 0-0 0-0-2
サイド決定 自分のスコアで決まる 自分のチームのスコアで決まる

スコアコールのタイミングとルール

コールするタイミング

スコアは、パドルでボールを打つ前までに完全にコールする必要があります。

  • サーブを打つ前に、サーバーまたは審判がコール
  • レシーバーがコールを聞いてから準備する
  • コールが完了してからサーブを打つ

コールのルール改正(2026年最新)

従来ではサーブを打つ前にコールをする決まりでしたが、現在は「パドルでボールを打つまでに相手にコールを送らなければいけない」というルールに改正されました。

誰がコールするか

  • 審判がいる場合:審判がコール
  • 審判がいない場合:サーブを打つ人がコール
  • セルフジャッジの場合:サーバーが必ずコール

コールを間違えた場合

  • 気づいた時点で訂正する
  • ラリー中に気づいた場合は、ラリー終了後に訂正
  • どちらのスコアか不明な場合は、審判または相手と確認

得点が入るケース・入らないケース

得点が入るケース(サーブ側のみ)

サーブ権を持っている側が以下の場合に1点獲得します。

  • 相手のショットがアウトになった
  • 相手のショットがネットにかかった
  • 相手が2回バウンドさせた
  • 相手がノンボレーゾーンでボレーした(フォールト)
  • 相手がその他のフォールトをした

得点が入らないケース

ケース1:サーブ側がフォールトした場合

  • ダブルス:パートナーにサーブ権が移る(1人目→2人目)
  • ダブルス(2人目もフォールト):相手チームにサーブ権が移る
  • シングルス:相手にサーブ権が移る

ケース2:レシーブ側がラリーに勝った場合

  • 得点は入らない
  • サーブ権を獲得するのみ
  • これを「サイドアウト」と呼ぶ

コートチェンジ(サイドチェンジ)のルール

いつコートチェンジするか

試合中、以下のタイミングでコートを入れ替えます。

  • 11点マッチの場合:6点に達した時
  • 15点マッチの場合:8点に達した時
  • 21点マッチの場合:11点に達した時

正確には、両チームの合計スコアが上記の点数に達した時にコートチェンジします。

コートチェンジの理由

  • 太陽光の影響を平等にする
  • 風の影響を平等にする
  • コート状態の違いを平等にする

初心者がつまずきやすいポイントと対処法

つまずきポイント1:0-0-2の意味がわからない

なぜ「2」なのか?

ゲーム開始時は、最初にサーブするチームが有利になりすぎないように、1人目のサーブがスキップされます。そのため、いきなり「2人目のサーバー」としてカウントされ、「0-0-2」になります。

覚え方

「ゲームの最初は必ず0-0-2」と丸暗記しましょう。理由は後から理解できます。

つまずきポイント2:サーバー番号がわからなくなる

対処法

  • サーブ権を得た直後は必ず「1」
  • 1人目がフォールトしたら「2」
  • 2人目もフォールトしたら相手に移る
  • 慣れるまでは声に出して確認

つまずきポイント3:右サイド・左サイドがわからない

対処法

「自分のチームのスコアが偶数なら右、奇数なら左」と覚えましょう。

  • 0点(偶数):右
  • 1点(奇数):左
  • 2点(偶数):右
  • 3点(奇数):左

つまずきポイント4:レシーブ側は得点できないことを忘れる

対処法

「サイドアウト制」を常に意識しましょう。レシーブ側の目的は「サーブ権を奪うこと」であり、得点することではありません。

よくある質問

ダブルスのスコアコールで3つの数字を言うのはなぜですか?

ダブルスでは2人がそれぞれサーブする機会があるため、「今、どちらがサーブしているのか」を明確にする必要があります。そのため、3つ目の数字でサーバーが1人目(1)なのか2人目(2)なのかを示します。

0-0-2はなぜ「2」から始まるのですか?

ゲーム開始時のみ、最初にサーブするチームが有利になりすぎないように、1人目のサーブがスキップされます。そのため、いきなり「2人目のサーバー」としてカウントされ、「0-0-2」になります。

レシーブ側がラリーに勝っても得点できないのですか?

はい、ピックルボールはサイドアウト制を採用しているため、サーブ権を持っている側のみが得点できます。レシーブ側がラリーに勝った場合は、得点ではなくサーブ権を獲得します。

サーブする位置はどうやって決まりますか?

自分のチーム(シングルスの場合は自分)のスコアによって決まります。スコアが0または偶数の時は右サイド、奇数の時は左サイドからサーブします。

10-10の同点になったらどうなりますか?

2点差がつくまでゲームを続けます。例えば、12-10、13-11、14-12などで勝敗が決まります。

シングルスとダブルスで得点の数え方は違いますか?

はい、シングルスは2つの数字(自分のスコア-相手のスコア)、ダブルスは3つの数字(自分のチームのスコア-相手のチームのスコア-サーバー番号)をコールします。

スコアコールのタイミングはいつですか?

パドルでボールを打つ前までに完全にコールする必要があります。サーブを打つ前に、サーバーまたは審判がコールします。

スコアを間違えた場合はどうすればいいですか?

気づいた時点で訂正します。ラリー中に気づいた場合は、ラリー終了後に訂正しましょう。どちらのスコアか不明な場合は、審判または相手と確認してください。

コートチェンジはいつしますか?

11点マッチの場合は6点、15点マッチの場合は8点、21点マッチの場合は11点に達した時にコートチェンジします。

得点の数え方を早く覚えるコツはありますか?

実際にプレーすることが一番の近道です。最初は経験者と一緒にプレーし、スコアコールを任せてしまっても問題ありません。聞いているうちに自然と覚えられます。

【まとめ】得点の数え方を理解してピックルボールを楽しもう

ピックルボールの得点の数え方は、最初は複雑に感じるかもしれませんが、一度理解すれば非常にシンプルです。特にダブルスの「0-0-2」や3つの数字のコールは、慣れるまで時間がかかりますが、実際にプレーしているうちに自然と身につきます。

得点の数え方のポイントまとめ

  1. サイドアウト制:サーブ権を持っている側のみが得点できる
  2. 勝利条件:11点先取(10-10の場合は2点差まで)
  3. ダブルス:3つの数字(自分-相手-サーバー番号)
  4. シングルス:2つの数字(自分-相手)
  5. ゲーム開始:ダブルスは0-0-2、シングルスは0-0
  6. サーブ位置:偶数は右、奇数は左
  7. レシーブ側:得点できない、サーブ権のみ獲得
  8. コートチェンジ:6点(11点マッチの場合)

覚え方のコツ

  • 最初は経験者と一緒にプレーし、スコアコールを任せる
  • 「0-0-2」は丸暗記する
  • 「偶数は右、奇数は左」を覚える
  • 実際にプレーして体で覚える