「ウルトラマンのプラモデルを作りたいけど、どのシリーズを選べばいいの?」「Figure-rise StandardとENTRY GRADEって何が違うの?」という方に向けて、ウルトラマンプラモデルの主要シリーズ・おすすめキット・塗装のコツまで詳しく解説します。初めてウルトラマンのプラモデルに挑戦する方でも迷わず選べるよう、シリーズの特徴から難易度まで丁寧に解説するので、ぜひ参考にしてください。
ウルトラマンのプラモデルとは?特徴と魅力
ウルトラマンのプラモデルは、1966年の放送開始から半世紀以上にわたって愛されてきた特撮ヒーローをキット化したものです。現在の主力はバンダイスピリッツが展開する「Figure-rise Standard(フィギュアライズスタンダード)」シリーズで、塗装なしでも劇中の色分けを再現できる多色成形パーツが採用されています。
ガンプラと同様の組み立て方式なので、ガンプラ経験者であればすぐに取り組めます。また初心者向けの「ENTRY GRADE」も用意されているため、プラモデル自体が初めての方でも安心してスタートできるのが大きな特徴です。完成後はアクションポーズを楽しめる高い可動域も魅力のひとつです。
ウルトラマンプラモデルの主要シリーズ比較
ウルトラマンのプラモデルには大きく分けて3つのシリーズが存在します。それぞれ難易度や価格帯が異なるため、自分の目的やスキルに合わせて選ぶことが重要です。
ENTRY GRADE(エントリーグレード)
プラモデル初心者や小学生にもっともおすすめのシリーズです。パーツ数が少なく、ニッパー不要で組み立てられる設計のものもあります。価格は1,500〜1,700円前後と手頃で、ウルトラマンゼロなどのキットが展開されています。完成度よりも「作る楽しさ」を重視した設計になっており、初めてのプラモデルとして最適です。
Figure-rise Standard(フィギュアライズスタンダード)
ウルトラマンプラモデルの主力シリーズです。価格は3,300〜3,740円前後で、パーツの多色成形による精密な色分けが最大の特徴です。可動域も広く、スペシウム光線やウルトラスラッシュなどの必殺技ポーズを自然に再現できます。シールの使用箇所を最小限に抑えている点も好評で、塗装なしでも十分に見栄えのある仕上がりになります。ウルトラマンティガ、ウルトラマンゼット、ウルトラマンブレーザーなど、人気の歴代ウルトラマンが幅広くラインナップされています。
Figure-rise Standard(ULTRAMAN SUITシリーズ)
漫画・アニメ「ULTRAMAN」に登場するスーツ型のウルトラマンをキット化したシリーズです。通常のウルトラマンとは異なり、メカニカルなアーマードスーツのデザインが特徴です。価格帯はやや高めで3,500〜7,000円前後。LEDユニットが付属するキットもあり、目や胸部を発光させる演出が楽しめます。アニメファンだけでなく、メカデザイン好きのモデラーにも人気があります。
ウルトラマンプラモデルのおすすめキット5選
数あるキットの中から、特に初心者〜中級者におすすめのキットを5つ厳選して紹介します。
Figure-rise Standard ウルトラマンティガ マルチタイプ
1996年放送の「ウルトラマンティガ」の主役フォームをキット化したキットです。赤・紫・シルバーの三色カラーが多色成形で精密に再現されており、塗装なしでも劇中に近い仕上がりになります。ティガは昭和・平成ウルトラマン世代の両方に人気が高く、初めてのウルトラマンプラモデルとして選ぶ方も多い定番キットです。価格は3,520円前後。
Figure-rise Standard ウルトラマンブレーザー
2023年放送のウルトラマンブレーザーをキット化したシリーズ最新世代のキットです。ウルトラマンプラモデルシリーズ初のインサート成形を採用しており、複雑なボディカラーの色分けをシールにほとんど頼らずに再現しています。腰のひねり動作に対応した可動軸や、肩部の引き出し機構による広い可動域が特徴で、必殺技ポーズが美しく決まります。付属のチルソナイトソードには偏光成形が使われており、光の当たり方でグラデーションのように色が変化します。価格は3,740円前後。
Figure-rise Standard ウルトラマンゼット オリジナル
2020年放送の「ウルトラマンZ(ゼット)」の基本フォームをキット化したキットです。シリーズの中でも特に可動域のバランスが良く、ウルトラマンらしいダイナミックなポーズが取りやすいと評判です。価格は3,520円前後で、ゼット世代の方はもちろん、スタイリッシュなデザインが好きな初心者にもおすすめです。
ENTRY GRADE ウルトラマンゼロ
プラモデルが初めての方や小学生に最適なキットです。パーツ数が抑えられており、組み立て時間の目安は30〜60分程度と短め。価格も1,650円前後と入手しやすく、完成後もしっかりとポーズが取れる可動域を備えています。「まずは1体完成させてみたい」という方の最初の1キットとしておすすめです。
Figure-rise Standard ウルトラマントリガー マルチタイプ
ティガの流れを汲む2021年放送のウルトラマントリガーをキット化したキットです。ティガに似た三色のカラーリングでありながら、より現代的なディテールが加えられています。ティガとトリガーを並べてコレクションとして飾る楽しみ方も人気です。価格は3,300円前後。
ウルトラマンプラモデルの難易度と必要な道具
Figure-rise Standardシリーズの難易度はガンプラのHGグレードに近い水準です。ゲート処理(パーツをランナーから切り離した後の処理)に気を遣えば、初心者でも十分に完成させられます。最低限必要な道具はニッパーとデザインナイフまたはヤスリです。ゲートの白化(切断面が白くなる現象)が気になる場合は、二度切りの技法と細めのヤスリで対処できます。
ウルトラマンの体はシルバーや白など明るい色が多いため、白化が目立ちやすいという点は覚えておくとよいでしょう。表面処理に慣れてきたら、タミヤのフィニッシングペーパーや神ヤスを使ってゲート跡をきれいに消す作業も取り入れてみてください。
ウルトラマンプラモデルの塗装テクニック
Figure-rise Standardシリーズは無塗装でも見栄えが良いですが、塗装を加えることでさらに完成度が高まります。初心者に特におすすめなのが「墨入れ(スミ入れ)」です。タミヤのスミ入れ塗料(ブラックまたはグレー)を使ってパーツのモールド(溝)に流し込み、乾燥後に溝以外をはみ出した塗料を拭き取ることで、ディテールがぐっと引き立ちます。
ウルトラマンのシルバーボディは、スミ入れに「ダークグレー」を使うと自然な陰影が生まれます。ブラックだと影が強くなりすぎるケースがあるため注意しましょう。また、カラータイマーやクリスタル部分にはクリアカラーを薄く塗るだけで透明感が増し、劇中のキラキラした質感に近づけることができます。
さらに上を目指す場合は、シルバー部分にガイアノーツの「プレミアムミラークローム」や「スターブライトシルバー」を使うとメタリック感が大幅に向上します。エアブラシが必要になりますが、筆塗りでも薄めて重ね塗りすることで十分な効果が得られます。
ウルトラマンプラモデルのディスプレイとポーズのコツ
Figure-rise Standardシリーズは自立が可能なため、台座なしでも飾れますが、ダイナミックなポーズをつけたい場合はアクションベース(バンダイ製)の使用をおすすめします。特に空中に浮いているような演出をしたい場合や、スペシウム光線ポーズのように前傾姿勢が強いポーズには台座が必需品です。
スペシウム光線ポーズを決める際は、腕を十字に組んだ状態で肩の引き出し機構を活用することで、より自然なシルエットになります。また腰の可動を使って上半身を少し前に傾けると、静止ポーズでも躍動感が生まれます。キットに付属するハンドパーツは複数種類同梱されているため、ポーズに合わせて交換するのもポイントです。
よくある質問
Q. ウルトラマンのプラモデルは何歳から作れますか?
バンダイの公式推奨年齢は15歳以上ですが、ENTRY GRADEシリーズであれば小学生でも保護者の補助があれば楽しめます。Figure-rise Standardはニッパーを使う工程があるため、小学生低学年には難しい場合があります。まずはENTRY GRADEから始めて、慣れてきたらFigure-rise Standardに挑戦するのがおすすめの流れです。
Q. ウルトラマンのプラモデルは塗装しないといけませんか?
塗装は必須ではありません。Figure-rise Standardシリーズはパーツ自体が多色成形されており、塗装なしでも劇中に近い色分けを再現できます。シールも付属しているため、塗装をしなくても十分な完成度になります。ただし、細部のゲート跡が気になる場合はガンダムマーカーで部分的に塗装するだけでも見栄えが大きく変わります。
Q. Figure-rise StandardとENTRY GRADEはどちらを選べばいいですか?
プラモデルが初めての方や、作業時間を短くしたい方にはENTRY GRADEがおすすめです。一方、ディテールや可動域にこだわりたい方・プラモデルの組み立てに慣れている方にはFigure-rise Standardが向いています。価格差も1,000〜2,000円程度あるため、まずENTRY GRADEで楽しんでからFigure-rise Standardに進むという流れが失敗しにくいです。
Q. ウルトラマンのプラモデルはどこで買えますか?
家電量販店のホビーコーナー、ヨドバシカメラ、ビックカメラ、トイザらス、ホビーショップなどで購入できます。オンラインではAmazonや楽天市場、ヨドバシ.comでの取り扱いが豊富です。人気キットは発売直後に売り切れることがあるため、発売日に合わせて予約購入しておくと確実です。
Q. ウルトラマンのプラモデルを作るのに必要な道具は何ですか?
最低限必要なのはニッパーとデザインナイフまたは紙ヤスリです。初めての方には、タミヤの薄刃ニッパーとスミ入れ塗料のセットがあれば十分楽しめます。さらに完成度を高めたい場合は、フィニッシングペーパー(400番・600番・1000番)と塗装用の筆も揃えておくとよいでしょう。いきなり道具を揃えすぎると費用がかさむため、まずは基本のニッパーだけで始めてみることをおすすめします。
Q. ウルトラマンシリーズはどのキットから始めるのがおすすめですか?
ウルトラマンのプラモデルが初めての方には、Figure-rise Standardのウルトラマンティガかウルトラマンゼットがおすすめです。どちらも組み立てやすく、完成後の見栄えが良いため達成感を感じやすいキットです。自分が好きなウルトラマンがいる場合は、思い入れのあるキャラクターから始めると最後まで楽しく作り続けられます。
まとめ
ウルトラマンのプラモデルは、ENTRY GRADEからFigure-rise Standardまで難易度別に幅広いラインナップが揃っており、初心者からベテランモデラーまで楽しめるジャンルです。塗装なしでも高い完成度を誇る多色成形パーツ、広い可動域によるアクションポーズの再現、そして歴代ウルトラマンを揃えるコレクション性の高さが人気の理由です。
初めての方はENTRY GRADEかFigure-rise Standardのウルトラマンティガ・ゼットあたりから始め、まずは1体完成させることを目標にしてみてください。完成した喜びが次のキットへの意欲につながり、気づけば棚がウルトラヒーローで埋まっていくでしょう。ぜひウルトラマンプラモデルの世界を楽しんでみてください。